モレスキン再開

モレスキン雑記帳を再開しました。やっぱりモレスキンはいいです。ハードカバーの表紙も,ノートをまとめるバンドの緩さも,紙の分量も,ホントにすべてがちょうどいい。

 

Caderno Clássico, Preto, Capa Dura, Sem Pauta, Tamanho Bolso (Classic Notebooks)

Caderno Clássico, Preto, Capa Dura, Sem Pauta, Tamanho Bolso (Classic Notebooks)

 

 

自分の場合,仕事のスケジューリングやメモは,業界専用の手帳に書きます。だからモレスキンは,日々思ったことを書き留める雑記帳。自分との対話のためのノートです。

「再開」というからには,もちろん以前にもモレスキンを使っていました。たぶん5年くらい前から始めてて,合計3冊は書いたと思います。その頃ちょうど片思いに苦しんでて,やり場のない気持ちを発憤し,自分をなだめるために,モレスキンに気持ちや教訓なんかを書いていました。書きつけると,それで不思議と心が浄められる感じがするんです。

そしてたまに読み返すと,自分でもハッとするようなメモに出会います。世の中に自己啓発書は数多くありますが,しょせんは他人の成功体験なんですよね。一方自分の日記は,今まで生きてきた自分が,自分に宛てて書いたものです。だからただの雑記であっても,冊子の大部分のページがゴミみたいな内容であっても,1%の砂金のような自分のメモと出会う。そのメモはどんな自己啓発書よりも説得力があり,心に刺さります。

「100円ノートでいいじゃん」って人もいますけど,自分はダメでした。実際,ダイソーにも通称「ダイスキン」と言われる類似品があるんですが,やっぱり違う。違和感のある靴を履いている感じになります。モレスキンはノートにしては高価ですが,多くの人に愛用されているだけあって,ちょっと神経質な自分のような人間の感覚にもなじむように作ってあるんだと思います。

モレスキンを中断してたのは,単純に保管の問題。自分の部屋には家族が勝手に入ってきてしまうので,机に置いてたら最悪。恥ずかしくて合わせる顔がありません。それでどうしようかなーとか悩んでるうちに,1年くらいたってしまって,紙面に気持ちをはき出すこともできませんでした。

そして先日,フラっと寄った喫茶店で,紙を広げて頭の中で考えていたことをいろいろと書き出してみたら,びっくりするくらい気持ちがスッキリ!昔,モレスキンへの書き込みで気持ちを落ち着かせていたことを思い出しました。何とかプライバシーを保護しながら,モレスキン雑記帳を再開できないものかとアマゾンを探していたら,鍵付きの箱を発見。モレスキンがすっぽり収まるサイズ。

 

 

正直作りはチャチだし,本気を出せば鍵をぶっ壊せるつくりですが,さすがの家族も鍵を壊してまで日記を見ようと思わないでしょうし,自宅で保管するにはこのくらいでいいのです。喜んで,さっそくモレスキンの1ページ目に記事を書きました。これから自分がどんなことを綴っていくのか,ワクワクしています。