未完成のパズル

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久々の連休だったので、ドライブに行ってきた。2月とは思えない柔らかな暖かさで、梅の花がきれいに咲いていた。

まわりを見渡すと、カップルや親子連れで溢れかえっている。自分は一人所在なげに、写真を撮り、用事を済ませて帰路につく。仕方ないことだ。途中寄ったイオンモールの喫茶店でPCを広げ、この記事を書いている。

家族は僕が結婚しないことに不満を抱いてはいるが、必要以上に干渉はしない。仕事の責任は重く、休日はつぶれまくる。職員も身勝手。でも今のところ何とかなっているし、お金も困らない程度にはある。メールをすれば返してくれる友人もいる。月1ペースくらいで、酒につきあってくれる友人もいる。決して、大幅に足りないわけではない。

それなのに、いつも心にポッカリと穴が空いている。完成しないパズルのように。

初めてできたこっちの友人、そして夢中になった人とは、旅をした。トラブルもあったけど、楽しさを共有できたという意味では、彼以上の存在はいまだにいない。告白して振られ、そのあと忘れようと何年ももがいたあげく、完全な絶縁をもって終わった仲。

そのあと頑張って色んな人と出会い、今にいたる。ほとんどの縁は切れてしまったけれど、今も繋がっている人たちもいる。それは有り難いことだ。だけどどうしても「あいつの位置」だけ空いている。だからパズルが完成しない。

ピースが「あいつ」である必要はないと思っている。「他の誰か」でもかまわないとも思う。焦っても仕方ないのかもしれない。でも、このパズルが早く完成してほしいと、待ち続けている。